概要 本記事では、リストビューで選択したレコードに対して、用意したクイックアクションを実行することで、通常はレコード単位に行う操作が一括で実行できるようにする方法を記載します。 設定方法 クイックアクションを作成 まずは、オブジェクトのクイックアクションを作成します。 この例では、商談オブジェクトのフェーズ項目を更新するクイックアクションを作成します。 リストビューにクイックアクションを追加 検索レイアウトのリストビューに作成したクイックアクションを追加する。 リストビューでクイックアクションを実行 リストビューにボタンが追加されて、複数行を選択してクイックアクションが実行できることを確認します。 まとめ 本記事で記載した方法を使うことで、標準機能でリストに対して一括で操作を加えるような機能を実現できるようになります。 ぜひ参考にしてみてください。
Continue reading[Salesforceデザイナー資格]Sharing and Visibilityデザイナー合格まで
概要 本記事では、Salesforceデザイナー資格のSharing and Visibilityデザイナー試験を受験して合格するまでに勉強した内容を簡単にまとめます 試験範囲 試験範囲については、リリースごとに変わる可能性があるので最新を確認する必要があります。 私が受験した時は、Winter’19でしたので、下記の内容となります。 http://tandc.salesforce.com/examguide_cert_sharing_visibility_designer.pdf 宣言的共有(67%) ・与えられた特定の顧客シナリオに従って、異なるタイプの情報へのユーザアクセスを許可および制限するために必要となる、該当するオブジェクトおよび項目レベルセキュリティ設定の適切な使用および制限について説明する ・与えられた特定の顧客シナリオに従って、適切なデータアクセス権をしかるべきユーザに付与する宣言的プラットフォームセキュリティ機能のすべてに必要な関連設定を説明する ・適切な表示およびコラボレーションの要件が満たされるように、取引先チームの使用事例を適切に評価し、取引先チームを実装する能力を示す ・セキュリティに関する考慮事項に留意しながら、グループやロールなどのセキュリティ機能を使用して、異なるグループにビューとフォルダを効果的に区分する方法を示し、レコードレベルのセキュリティに関する考慮事項とどのように異なるかを示す ・与えられた特定の顧客の組織階層に従って、レコード共有に対するロール階層の影響を説明する ・外部ユーザが関与する与えられたシナリオに従って、異なるタイプのコミュニティユーザ (社内、顧客コミュニティ、パートナーコミュニティなど) に適切にレコードを表示するために、セキュリティおよび共有設定をどのように利用できるかを説明する ・特定の顧客シナリオに従って、より複雑なセキュリティ要件に対処するために、Territory Management 2.0
Continue readingプロファイルのオブジェクト権限「すべて表示」が主従関係で親レコードに連動するか
概要 本記事は、親子の主従関係がある2つのオブジェクトがある場合に、プロファイルで親のオブジェクト権限に「すべて表示」や「すべて変更」が付与されていると、子レコードのデータアクセス権限が親レコードに連動するかどうかを検証してみた結果となります。 ※動作確認は、Developer Editionで行なっております。 検証結果 連動されました。 つまり、プロファイルのオブジェクト権限における「すべて表示」「すべて変更」はレコードのアクセス権が付与されており、主従関係の親に「すべて表示」「すべて変更」が付与されていれば子にアクセス権が継承されるようです。 参考 https://help.salesforce.com/articleView?id=users_profiles_view_all_mod_all.htm&type=5
Continue readingCommunity Cloudのライセンス選定とレコードの共有について
概要
本記事は、SalesforceのCommunity Cloudにおけるライセンスの選定とそれぞれにおけるレコードの共有方法を簡単に整理したものです。
ライセンスの選定
まず、前提ですが、外部ユーザとしてログインを必要としない、認証されていない (ゲスト) ユーザ向けの公開知識ベースとしてコミュニティを使用する場合は、コミュニティライセンスを購入しなくても構築することができます。(Enterprise 組織、Performance 組織、および Unlimited 組織である必要有り…
Continue readingVSCodeを用いたSalesforce開発で使用するExtension
VSCodeを用いたSalesforce開発で使用するExtension 従来のSalesforceのApexやVisualforceの開発では、Force.com IDE(Eclipse)やMavensMate(SublineやAtom)がローカルの開発環境として使用されていました。現時点(2019年3月)でこれからの開発環境は、VSCodeのExtensionを用いるのが標準となります。本記事では、VSCodeでSalesforceの公式のExtensionについて紹介します。 ソースコード VSCodeのExtesionは、OSSとなっておりGitHubに公開されております。 https://github.com/forcedotcom/salesforcedx-vscode Salesforce Extension Pack 結論からいうと、Salesforceの公式のExtensionは、いくつかありますがこれをインストールすると他の7つのExtensionもインストールされます。 https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=salesforce.salesforcedx-vscode VSCodeの設定(事前準備) ・Salesforce CLIを下記のリンクの手順で導入する。 https://developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.sfdx_setup.meta/sfdx_setup ・A Salesforce DX project でローカルプロジェクトを作成する。
Continue readingQiitaの記事をWordPressへ連携
Qiitaの記事をWordPressへ連携 元々本ブログ以外でQiitaで書いていた記事もいくつかあったので、QiitaからWordPressへ連携できるようにしてプログ側では全ての記事が参照できるようにしましたので、その方法を記載します。 プラグインのインストール FeedWordPressのプラグインをインストールします。 FeedWordPress QiitaのRSSフィード(ユーザ)のURLを追加 FeedWordPressのSyndicated Sitesに下記の形式でURLを追加します。 https://qiita.com//feed.atom 更新を手動実行 FeedWordPressのSyndicated Sitesで追加したサイトの「Update Now」を押下します。 各記事のFeatured Imageを変更 各記事のFeatured Imageを手動で変更します。 (※多分もっと効率の良い方法があるはずです。) 参考 Qiitaの記事をWordPressブログに同期できるようにしてみた
Continue readingVisualforceとApexにおけるタブ情報の取得
VisualforceとApexにおけるタブ情報の取得 Visualforceでは、JavaScriptの処理でAJAX Toolkitを使ってSOAP APIをコールしてアプリケーションとタブ情報を取得します。 取得されるアプリケーションは、ログインユーザが使用できるアプリケーションが対象となります。 Apexでは、Schema.describeTabs メソッドでDescribeTabSetResultを取得して、getTabs()によりアプリケーションごとのタグ情報を取得します。 サンプルコード Visualforce Apex 参考 AJAX Toolkit Developer Guide – Connecting to the API
Continue readingSalesforceのデータローダーがZulu OpenJDK 11でリリース
概要
Salesforceのデータローダーは、これまでOracle Java 8でビルドされていましたが、Ver.45のリリースで「Zulu OpenJDK 11」でビルドされるようになりました。下記のGitHubで公開されているので、早速導入してみました。
https://github.com/forcedotcom/dataloader/releases/tag/v45.0.0
Zuluとは
https://qiita.com/nowokay/items/edb5c5df4dbfc4a…
VisualforceでJavaScriptを共通化
VisualforceでJavaScriptを共通化 複数のVisualforceで同じようなJavaScriptでの処理を行いたい場合は、共通のVFページにJavaScriptを定義することで関数を共通化することができます。 呼び出しページでは、apex:includeタグのpageName属性で共通VFページを指定します。 サンプルコードは、以下となります。 呼び出しページ 共通ページ 参考 https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.pages.meta/pages/pages_compref_include.htm
Continue reading複数Visualforceページ間で値の引き継ぎ
複数Visualforceページ間で値の引き継ぎ Visualforceでページを遷移する際に値を引き継ぐ2つの方法をサンプルコードベースで説明します。 ビューステート 複数のVFで同一のコントローラを使用することで、PageReferenceにより遷移するとビューステートの項目を引き継ぐことができます。 サンプルコードでは、TransferController.clsのconfirmメソッドでTest_TransferToState.pageのPageReferenceを返して遷移している部分になります。 Getパラメータ 複数のVFでコントローラを分割する場合には、URLのGetパラメータを使用することで項目を引き継ぐことができます。 サンプルコードでは、TransferController.clsのnextメソッドでTest_TransferToParam.pageのPageReferenceにpr.getParameters().put(”,”)で値を設定し、遷移して受けるVFのコントローラ(TransferReceiveController.cls)でApexPages.currentPage().getParameters().get(”)により値を取得します。 サンプルコード 補足 こちらにもアップしてます。 https://github.com/yhayashi30/visualforce-transfer-sample.git
Continue reading