「オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版」を読んでみた

概要 Kindle Unlimitedに加入してみて良さそうな技術書を探していたところ一番におすすめで出てきた「オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版」を読んでみたのでそのまとめを書きたいと思います。本書ではオブジェクト指向(以降OOPと記載、Object Oriented Programming language)の特徴を大きく「プログミング技術」と「汎用の整理術」の2面からわかりやすく言語化して記載されていました。特に「プログラミング技術」の部分では他の技術書でよくある現実世界に無理やり置き換えた比喩を極力使わずに言語と図を用いて表現されていた部分がよかったと思います。 「オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版」 内容 プログラミングの歴史 機械語→アセンブリ言語→高級言語→構造化言語(GOTOレス)→オブジェクト指向(OOP) 機械語:コンピュータが解釈できる言語 アセンブリ言語:アセンブリ言語を使って書いたプログラムは、それをコンパイルするアセンブラと呼ばれるプログラムに読み込ませて機械語を生成 高級言語:FORTRANやCOBOLなどの人がわかりやすい言語。 構造化言語(GOTOレスプログラミング):基本三構造(順次実行、if文による条件分岐、for文やwhile文による繰り返し)。サブルーチンで独立性を高めて、複数サブルーチン間はグローバル変数で共有する。代表的なのはC言語。GOTO文を極力使わないように。 オブジェクト指向(OOP):グローバル変数問題、貧弱な再利用の2つの課題を解決させるために登場。Simula67→Smalltalk→Javaの流れ。 オブジェクト指向の特徴整理 3大要素 クラス(まとめる、隠す、たくさん作る)

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