概要
本記事は、JavaScriptにおけるプリミティブ型にはどのようなものがあるかを整理したものとなります。
プリミティブ型とは
プリミティブ型とは、プログラミング言語の仕様に用意されている最も基本的なデータ型となります。
JavaScriptにおけるプリミティブ型
JavaScriptにおけるプリミティブ型には、下記の種類があります。
- Boolean type
- Null type
- Undefined type
- Number type
- String type
- Symbol type
Booleanは論理エンティティを表し、true
とfalse
の2つの値を持つ。
Null型は、厳密に1つの値(null
)を持つ。
値が割り当てられていない変数は、undefined
値を持つ。
ECMAScript規格によると、数値型は1つだけである。整数には特別な型はなく、浮動小数点数を表すことができることに加えて、数値型は3つの記号的な値を持つ。
- +
Infinity
-Infinity
NaN
(not-a-number)
JavaScriptのString型はテキストデータを表すために使用される。C言語とは異なり、JavaScriptの文字列は不変(イミュータブル)である。つまり、いったん文字列が作成されると、それを変更することはできません。ただし、元の文字列に対する操作に基づいて別の文字列を作成することは可能である。
Symbol型はECMAScript 2015のJavaScriptの新機能である。シンボルは一意で不変のプリミティブ値であり、Objectプロパティのキーとして使用できる。
参考
JavaScript data types and data structures — MDN
https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/JavaScript/Data_structures#Primitive_values
Primitive Types — Flow
https://flow.org/en/docs/types/primitives/